guonb氏は初めての雪山体験をしてみたいということで、雪訓(雪山登山に必要な訓練)を兼ねて北アルプス遠見尾根を案内することに。
白馬五竜スキー場から歩き始めてまもなく、地蔵の頭の裏側でとんでもないものを見つけてしまった。
テントの設営で使ったものと思われる竹ペグがビニール紐つきで放置されているのである。しかも二張り分、20本以上も...
紐はナイフのようなもので切られ、その放置具合から回収しようとして回収できなかったのではなく、回収するつもりがなく全てを人為的にわざと放置したとしか思えない。
そこは、雪が消えた夏の時期は湿原状になり、ワタスゲやアカバナシモツケソウ、ニッコウキスゲなどが咲く場所、そんな場所に白いビニール紐が散乱していたらどう思うでしょうか。
一千歩も譲って竹ペグはいずれ土に帰るとしても、ビニール紐は回収できる場合は回収すべきであろう。
写真には私が回収してまとめたものと、雪に埋まった状態のも写っている。このあとも回収し全体ではもう少し多い。
放置された状況からテントは大きめのもので2張り分のようだが、それなりの人数でどこかの山岳会などのグループであろう。そのメンバーのなかに一人でも回収しようとした者はいなかったのだろうか...
まして、雪山に入山するグループであればそれなりの訓練やマナーを勉強しているはずなのだが...
私が遠見尾根に入った時は、必ずゴミ拾いして何かを持ち帰ってきます。
そのほとんどが、土には帰らない人間の都合だけで放置されたゴミ。
年々ゴミの量が増えてるような気がするのは悲しいことです。