令和七年一月二十九日 友人に会う

令和七年一月二十九日

随筆家、ライターの友人に会いました。
昨年の五月以来の再会。

友人の好みは久留米絣の木綿着物に木綿の袴という旧制高校生、書生風、大正ロマン風といった姿ですが、体格のこともあって着物も袴もご自身の寸法に誂えたもので、普段着としているそうです。

今回は全身写真は撮ってないので伝わりにくいですが、日常着にしている事がよく分かるほど馴染んでいて、一時的な着物感やコスプレ感は無く「日本人が全員着物で生活していた頃の人」といった雰囲気です。

お会いした場所は東京都東久留米市、東久留米駅に近い『イーストエンドホワイト珈琲』で、たまに行くお店で雰囲気が隠れ家的で好み。
小型電子記録写真機しか持っていかなかったのですが「後ろ姿の美学」的な写真を撮影しました。

↓下は私です。


日本ブログ村に参加しています。
ぽちっと投票お願いします。

令和七年一月二十二日 自撮り

令和七年一月二十二日 自撮り。
昼間は暖かかくて真綿紬の袷では少々汗ばむくらいでした。

髷は一月三日以来の結髪です。

外出から帰宅後、自宅で撮影。

帯に手を持っていくとお腹の出具合が目立たなくなる🤭

着物は紬(真綿系)、米沢紬の羽織。

配光は写真機の右に天井バウンス、目線の先にレフ板。


日本ブログ村に参加しています。
ぽちっと投票お願いします。

梅宮神社へ参拝

令和七年正月三日は埼玉県狭山市の梅宮神社へ参詣。

着物は普段着と変わらないですが、お正月ということで白の半衿。
自転車に乗っていくため野袴(軽衫)を着けています。
江戸時代だったら馬でしょうか(^_^;)

出かけたときに知らない方にお願いして撮っていただくことはめったにないのですが、この時は別の参拝者にお願いして撮っていただきました。


日本ブログ村に参加しています。
ぽちっと投票お願いします。

神棚のお掃除

自宅の神棚です。
お掃除して新しいお札に交換しました。
十二月三十日までに終わって…一安心。

これで大晦日を迎えられます。


榊は自宅で育てているものですが、今年はあまり成長していなくて枝も葉も小さいです。

※「一夜飾り」を避けるため12月30日までにお掃除やお札の交換、正月飾りなど正月を迎える準備をするのが良いとされています。
事情により30日までに準備できなかった場合は年が明けてから行うと良いとされています。
ただし、地域や家の習慣、しきたり等がある場合があります。


日本ブログ村に参加しています。
ぽちっと投票お願いします。

元結の話

たまに、髷を結う時の『元結・もとゆい・もっとい』のことを聞かれます。

「どんな紐使ってるのですか?」「凧糸ですか?」

相撲に興味がある方は「元結どうやって入手してるのですか?」「相撲部屋に買いに行ってるのですか?」など。

というわけで、私が使っている元結について少々。

画像(一)


左は現在、一般的に髷や日本髪を結うのに使われている『鬼引き元結』。
お相撲さんも使っています。
通販サイトで買えます。

右上は『麻こより』
私は普段は右の『麻こより』を元結として使っています。
鬼引き元結より太く水にも強い。
江戸は浅草の町田絲店で購入しています。


画像(二)
拡大写真です。
左が『鬼引き元結』、右の太いのが『麻こより』です。

特に長野県飯田の『鬼引き元結』は強く滑らかで美しく、江戸時代から高く評価され、おしゃれの一つとして進化してきた元結であると納得できます。

『麻こより』はいかにもより紐。
鬼引き元結に比べ直径で倍近い太さがあります。
麻とレーヨンの紙?を撚ったものだそうですが、その素材の特性上水濡れにも強く、結うときに緩み止めとして澱粉糊を使います(昔の人も使っていたそうです)が、ふやけて切れたことはありません。
※風呂でお湯をかぶっても切れません。

江戸時代、髷を結うための撚り紐は飯田の『鬼引き元結』のような高級品もあれば、日常使う和紙や使い古しの紙を撚って(こより)作っていました。その中でも良し悪しがあったようです。

私の場合は個人的に見た目の好み、太さと強度から普段は『麻こより』を元結として使っています。

 


 

日本ブログ村に参加しています。
ぽちっと投票お願いします。

鬢付油の製作(定期)

髪油(鬢付油)を製作しました。
香料や着色料を使用せず酸化防止剤も使っていないため定期的に少量ずつ自家製作しています。
主に木蝋を主材としています。

気温が下がってきているので、少し木蝋の量を減らして柔らかくしました。
木蝋は常温では固形ですので整髪するには適当な材料ですが、気温が低くなるにつれ固くサラサラになる感じがあります。
程よく粘りがあったほうが櫛の通りやおくれ毛をなでつけるには都合が良いので季節の気温に合わせて粘度を調整しています。

今回、髪油製作時にプリンカップを使用しました。
プリンカップはアルミ製のため、熱伝導率が高く温度管理しやすいのです。
熱の伝導率が高いことで作業時間が短縮できれば加熱による酸化の進行を少しでも防ぐことになるのではないかと。

プリンカップを使って作ったら美味しそうになりました🍮


にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へにほんブログ村 ライフスタイルブログ 和の暮らしへにほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 埼玉県情報へ

日本ブログ村に参加しています。
ぽちっと投票お願いします。

木櫛 椿油塗布の儀

木櫛で髪を解いていると汚れが付着するため、たまに手入れを行う必要がでてきます。

付着した汚れを歯ブラシで取り椿油を塗って数時間放置、その後は紙でしっかり拭き取ります。

◎写真は椿油を塗って放置している状態で光沢があります。

椿油を塗った木櫛

髪に木蝋を主材とした髪油、鬢付油を使っていると椿油を塗った木櫛の効果は明らかです。
しかし、髪に必要以上椿油が付くと鬢付油の効果が落ちるため気をつける必要があります。
あくまでも櫛の通りを少し良くするためです。

椿油を髪に使われる方がおられますが、ほんの少し使っただけでも櫛の通りが良くなり髪はさらさらつるんつるんになりますよ。


にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へにほんブログ村 ライフスタイルブログ 和の暮らしへにほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 埼玉県情報へ

日本ブログ村に参加しています。
ぽちっと投票お願いします。

髷について(鬢付油と直毛補正)

福沢諭吉の写真に横向きで髷がはっきり写っている写真があります。

およそ、これが当時の髷の実際だろうと思います。

他の幕末の写真を見ても、現代の時代劇などで見かける髷のかつらに比べ、髷尻は小さく刷毛先は細く、もみあげは剃り落としている事が多いです。

髷のかつらは、演劇、舞台用として誇張した部分が多いわけで、実際に髷を結ってみると、当時の写真に納得がいくことが多いのです。

 

今回は福沢諭吉の写真を見ていて、気がついたことがあります。

髷尻から刷毛先にかけては毛の束というより、もはや硬そうな蝋燭の「棒」に見えます。
※鬢付油の主材料と和蝋燭の材料はともに木蝋です。

このことから、

髷尻から刷毛先のみ かなり鬢付油の量を多くしているのだろう

と推察しました。

 

まとまったきれいな刷毛先にするには...

私の毛はくせ毛でして、元々の状態で抜けた髪を放置すると勝手に直径一寸くらいに巻きます。

このくせ毛を補正するために直毛に補正するこてを購入しました。

サロニアという会社の二千五百円程度で購入できるものです。

何度か試してみた結果・・・

あらかじめこての温度を百六十度程度で直毛に補正しておき、全体に鬢付油をなじませて束ね結い。

福沢諭吉さんの写真から推察したように髷尻から刷毛先になる部分にさらに鬢付油を付け、こての温度を百度ほどにしてなじませる。(温度を高くすると鬢付油が気化してしまう)

元結を使って髷を結い上げたあと、刷毛先をこてで温めて整える。
冷えると鬢付油が固まって形が維持できる。

先日、 所澤神明社へ参拝 時の写真から私の髷部分を拡大したものですが、髷尻から刷毛先は今までの三倍くらいの鬢付油を使用していて比較的まとまりが良く維持ができていました。
(少々「おくれ毛」で乱れがあります)

しかし、福沢諭吉さんは鬢付油をもっと多く使っているのではないかと思いました。
蝋燭のような棒にはなってませんので(笑)

尚、「ちょんまげ」は江戸時代まで髪が少ない年輩の方の髷を揶揄した言葉。
また、明治時代には髷を結っている人に対して揶揄した言葉です。
時代考証された時代劇で「ちょんまげ」という台詞は出てきません。
地毛で髷を結う人に対して失礼な言葉です。
そのため、当ブログの本文では「髷」または髷の名称(総髪・本多髷・くわい髷など)を使用し「ちょんまげ」は使わないようにしています。
※但し、お相撲さんは普段の髷を業界として「ちょんまげ」と言うようです。


にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へにほんブログ村 ライフスタイルブログ 和の暮らしへにほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 埼玉県情報へ

日本ブログ村に参加しています。
ぽちっと投票お願いします。

所澤神明社へ参拝

所澤神明社さんへ参拝しました。

”きちんと”(簡易的ではなく)髷を結ったのは久しぶりでした。

毛織単衣の着物に袷の羽織でしたがまだ暑くて。
少々汗ばむほどでした。
すでに十月も下旬ですが気温としては綿麻でも良いかも(・_・;)

 

 


にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へにほんブログ村 ライフスタイルブログ 和の暮らしへにほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 埼玉県情報へ

日本ブログ村に参加しています。
ぽちっと投票お願いします。

白馬村 神城駅にて

白馬村神城へ。
私が写真展を行っている白馬五竜エスカルプラザの最寄り駅は、JR大糸線の神城駅です。
今回は写真展の会場に在場ではなく別の目的で一泊二日滞在しました。

和装でしたので思いつきで記念に撮っておきました。

「後ろ姿の美学」のつもりでしたが、結構雨が降っていて慌てて撮りました。作品というほどでもなく記念写真ということで。

改めて撮り直すつもりでいます。

以前は特急の「あずさ」「スーパーあずさ」、または在来線の大糸線を乗り継いで、この神城駅まで来ていましたが、最近はバス利用が多くなってしまってます。

撮影日:令和六年八月二十九日


にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へにほんブログ村 ライフスタイルブログ 和の暮らしへにほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 埼玉県情報へ

日本ブログ村に参加しています。
ぽちっと投票お願いします。