鬢付油作りました。
今回の量は五匁ほど。
暑さ対策で融点を上げるために木蝋の割合を増やしました。
八割が木蝋です。他は椿油とほにゃららら~(内緒)
ねっとり感は無くかなり固めです。
髪に付けた感じはさらっとしていますが、これで髷を結った時に刷毛先がまとまるのか。
木蝋の比率を少し減らしたほうが良いのか、それとも夏はハードジェルなどと併用するほうが良いのか。。
更に検討すべし。
日本ブログ村に参加しています。
ぽちっと投票お願いします。
着物や浴衣の時に携行している小物を紹介します。
扇子や手ぬぐいといった洒落小物ではなく万一の時のために忍ばせておく小物です。
私は男性ですので、女性着物の方たちとはちょっと違うかもしれませんが、以下のものをひとまとめにしてあります。
エチケットブラシ、絆創膏、小型の鏡
衿留め、安全ピン
エチケットブラシや鏡は、多くの方が使ったことがあると思います。
絆創膏は、雪駄や下駄の鼻緒で擦れた時のために持ち歩いていますが、ほぼ毎日鼻緒のある履物を使っていますし、ほとんどの履物が鼻緒を私の足に合わせてすげてあるので、過去に擦れて痛くなったことは数えるほどしかありません。
また、虫に刺されて掻いてしまった時に血が着物に着くのを防げます。
衿留めは、普段はあまり使わないのですが普段着な着物とはいえ「少しきちっとしたほうが良いな」と思うときなどに使います。
男性は帯の位置が低く衿が空きやすいですし、私の骨格、体型的に襟元が空きやすいので持ってると安心。
安全ピンを持ち歩くのは着物を着る人にはおなじみだと思いますが、着物の縫いがほつれたときなど。
これらまとめて小物入れに入れて持ち歩いています。
この他には、場合によって腰紐を一本持ち歩くことがあります。
日本ブログ村に参加しています。
ぽちっと投票お願いします。
作務衣を作っていただきました。
ウールの着物反物を使い、仕立ては洋裁の方によるミシン仕立てです。
着物と同じように肩山で生地を折り返し、背中心に背縫いがあります。
さらに衽もあります。
ウールの作務衣って市販品では見かけないんですよね。
市販の作務衣は前身頃から後身頃へ生地が繋がって肩で折り返されてなく、背縫いも衽も無いものがほとんどで、もはや和服の一種と呼べるようなものではないのではないかと思うことがあります。
なるべく着物に寄せつつ縫製は洋裁ミシンで・・・
と、いう私の強烈な圧力😅を受け入れて頂き所沢市にある『Rabirabi Handmadecafe』さんに試作として仕立てていただきました。
良い出来でしょ~、良いでしょ良いでしょ😆
良い感じに仕立て上がったので『Rabirabi Handmadecafe』さんの作品として紹介させていただきましたが、今のところお仕立ては受注されていません。
日本ブログ村に参加しています。
ぽちっと投票お願いします。
—–
下駄の底ゴムのお話。
下駄には接地面にゴムを貼っています。
膝の手術後、古傷の関係で膝への負担からしばらく下駄を避けていました。
しかし、やはり雨の日に下駄は必要不可欠ということで、膝の負担を和らげるために緩衝材として「近藤」の底ゴムを貼って使っています。
理学療法士さんから平衡良く歩くように言われていることもあります。
ゴムの山が無くなると、剥がして(やすりで削り取る)張り替えます。
自分の膝に対する緩衝のほか…
下駄歯に小石が食い込まないので、写真展の会場や美術館には床を気にせず入りやすくなります。
近藤の底ゴムは色が下駄に似ているので目立たないのと、薄いので歩き方で多少はカランコロン音を立てる事ができます。
木目でわかると思いますが、台と歯が一体で削り出された連歯下駄なので大事に履いてます。
ちなみに下駄専用の三平ゴムは厚みがあり過ぎて、つま先が地面に当たるくらい前に傾くと角度が強くて危ないし、下駄らしい音が全くしないので❌️。
三平ゴムはすり減った下駄に貼るには良いかもしれません。
日本ブログ村に参加しています。
ぽちっと投票お願いします。
汚い顔晒すのどうかとも思いますが、、
せっかく髷を結ったので自撮り。
後ろ姿の撮影にこだわりがあるので自分の顔を撮るのは久しぶりです。
※自撮りと言ってもスマホで画面見ながら撮影の話ではありません。
着物は少し光沢感のある米沢の紺色無地、正絹紬。
この写真の雰囲気を前提に着物を選んでいます。
生地に程よい光沢があることで皺の陰影が良い感じになります。
江戸時代のような雰囲気に、または時代劇風にこうこうこういう雰囲気で…と考えて撮るのですが、なにしろ被写体が私なのでなかなか画にならないです。
今回はモノクロよりカラーのほうが蝋燭の雰囲気が出るのでカラーのままにしました。
画面に写っているのは和蝋燭、実際の配光は和蝋燭の色温度に近いLED照明、デフューザー(発光面を工夫)を使用しています。
毛織物単衣の着物、そろそろ暑くて着る日はないだろうと洗濯しました。
鉢用カゴトレーと衣装ケースを使った独自の洗い方です。
かごトレー、鉢トレー、育苗ケース、育苗トレー、などと呼ばれていて、花卉農家さんや花屋さんなど鉢ものを運搬するときに使われるものですが、鉢ごとに穴があるものではなく四角い籠状のものを使います。
『鉢用かごトレー』で検索すると出てきます。
似たようなものなら何でも良いと思います。
お湯の温度は40℃ちょっと。
今季は着る頻度が多かったので二回洗いますが、洗剤は一回目の洗いで石鹸水を使って短時間で洗い、その後二回目に中性洗剤で洗います。
この順番は大事!
着る頻度が少なくて、それほど汗などで汚れているわけではない時は中性洗剤だけで済ませています。
洗いは、洗剤溶液を入れた衣装ケースにかごトレーを入れ、上からもう一枚かごトレーを乗せ挟んだ状態で上下に動かして生地に洗剤溶液を通すように洗います。
揉んだり擦ったり、叩いたりしません。
軽く押す程度。
汗の汚れはこの程度で落ちます。
すすぎはしっかりとします。
浸けてのすすぎだけではなく、かならず水を通すようにして洗剤を流します。
毛織物なので柔軟剤を入れる方もおられるかもしれませんが、私の場合は皮膚に悪影響となる場合があるので使っていません。
籠状になっているのですすぎ水はそのまま落とせます。
絞るようなことはしないほうが良いです。
着物の生地は伸縮性のある生地ではないので、絞ると生地に変な癖がついたり縫い糸が切れるなど危険です。
洗濯機の脱水は、この毛織着物には使っています。
木綿、麻の着物の場合は脱水機は回転時間で数十秒程度、ザッザッザッザッザの音が小さくなり始めた頃に強制的に止めています。
干していると裾から少しポタポタ水が落ちる程度、そのくらいがシワを抑制しつつ程よい時間に乾きます。
天気の良い日に洗濯するのがよいですね~
毛織物なので、干してるときに多少シワがあっても勝手に消えます。
低温でアイロン使ってもよいですね。
◎注意
私の場合は、毛・綿・麻などは特定の職人さんや和裁士さんと直接話しをして、自宅洗濯前提で湯通し、湯のし、仕立てを行っていただいてます。
そのため、洗濯による伸縮や縫い糸の波打ちなどはありません。
※真似をして縮んだり縫い目が波打つなど不具合が生じても一切責任持ちません。
雨の日の夜に着物で自撮り
※自撮りと言ってもスマホで画面見ながら撮影の話ではありません。
雨の日の夜、着物で撮影機材一式(写真機、三脚、ストロボ、照明用スタンド、レフ板、その他)を持ち歩き、現場で準備して自撮りできるのか…
という実験的な撮影。
当然機材は濡れないように工夫。特にストロボは雨に濡れないようにしないと危険(内部回路は高電圧)です。
配光の調整とか、自分の着物や姿勢、番傘の具合とか…
もうね、大変よ☔😅
令和六年五月十一日
鬢付油が減ってきたので、新たに作りました。
画像一枚目
右側の小さいのが前回作って今まで使っていた鬢付油。
左側の大きいのが今回作った鬢付油です。
画像二枚目
木蝋と椿油を湯煎しながら混ぜています。
暖かくなってきたので椿油を少し減らしました。
今回作った量は35gくらいです。