普段、整髪料は鬢付油を常用しています。
季節や髪の状態、気分などにより、主に二種類を使い分けていますので紹介いたします。
まずは、島田商店さんのオーミ鬢付油です。
鬢付油というとお相撲さんの甘い匂いのものが知られていますが、あの匂いはバニラが使われていて昭和40年頃からのものです。
日本人の多くが日本髪・髷を結っていた頃の伝統的な香りではありません。
個人的にあの強烈な匂いは苦手で、特に公共の場では迷惑なだけだと思います。
島田商店さんからは無香料(僅かに香りがあります)の鬢付油も製造販売されていて、私はそれを購入していました。
硬さに種類があるのですが固練りを購入しています。
使い方は爪などで引掻くように削って手のひらに取り、両手のひらで擦り、摩擦熱で緩めながら髪に付け、さらに髪をしごきながら摩擦熱で伸ばしたり、櫛の歯の横に当てて削り髪をとかしながら伸ばします。
ただ、島田商店の固練りでも夏は気温が上がって緩みやすいのと少しベタっとした感じがあるので使うのは冬季のみにしています。
自作の鬢付油に比べ、ちょっと痒みが出やすい気がします。
酸化臭がしにくいことから酸化防止剤か何か入ってるのか、使われている材料の何かが私の頭皮の相性と合わないのかもしれません。
白いカスのようなもの(熱では溶けない)が出るのも不可解です。
手持ちのものを使い切ったあとは、全て自作の鬢付油に移行し、購入はしないつもりです。
次回は自作の鬢付油を紹介したいと思います。