遠見尾根へ山行(5) ~五竜山荘~

平成二十八年四月二十五日、アルプス平から遠見尾根、五竜山荘を目指して入山しました。

つづき・・・

四月二十六日朝の五竜山荘です。

冬は、西側の黒部側(富山県側)から季節風が吹き付け、東側(長野県側)には雪が屋根を隠すほどの吹き溜まりとなります。

しかし、黒部側は季節風が強く飛ばされてしまうため東側ほど雪は積もっていません。

山荘を閉めているときは補強しているそうですが(私が泊まった日もまだ食堂に補強がしてありました)、よくあの一方的な烈風に耐え、また一方的な雪の圧力に絶えられるものだと感心してしまうのです。

※写真はクリック、またはタップすると大きく表示できます。

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屋根の雪は、天日で雪を溶かして水にするためだと思います。

ああ、何度見ても好きな風景。心地よい風景。

何時間でもこのあたりでぼーっとしていたい…

来れて良かった。登れてよかった…

 

そろそろ下山への出発です。

つづく・・・

撮影地:五竜山荘
撮影日:平成二十八年四月二十六日

 

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遠見尾根へ山行(4) ~五竜山荘から五竜岳を望む~

平成二十八年四月二十五日、アルプス平から遠見尾根、五竜山荘を目指して入山しました。

つづき・・・

翌朝は雲一つない青空で清々しい五竜岳の姿を拝むことができました。

しかし、朝なのに・・・

朝日は?朝焼けは???

実は・・・

前日の晩に、ちょっと(私にしては)飲み過ぎたようで、朝から少々頭が重く・・・

今回の山行は撮影にスイッチが入っていないこともあって、布団の中でぬくぬくと。

すっかりさっぱり寝過ごしました…(^_^;)

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撮影地:五竜山荘
撮影日:平成二十八年四月二十六日

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遠見尾根へ山行(3) ~無事に五竜山荘へ~

平成二十八年四月二十五日、アルプス平から遠見尾根、五竜山荘を目指して入山しました。

つづき・・・

雷鳥さんに別れを告げて、白岳をトラバースしつつ五竜山荘へ登ってゆきます。

かなり時間はかかってしまいましたが、膝に痛みが出ることもなく無事に五竜山荘に到着できました。

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到着直後に撮影した五竜山荘と五竜岳(コンデジで撮影)

五竜山荘に到着すると、事故を起こした当時にご迷惑やご心配をおかけした副支配人さんをはじめ、現在の支配人さん、スタッフの方々が暖かく迎えてくださいました。

皆さんとお話して、また五竜岳、遠見尾根へ通おう、撮り続けよう。胸に熱くなるものを感じるのでした。

 

山をやめなくてよかった…

 

つづく・・・

撮影地:五竜山荘
撮影日:平成二十八年四月二十五日

 

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遠見尾根へ山行(2) ~あの場所で雷鳥に出会った~

平成二十八年四月二十五日、アルプス平から遠見尾根、五竜山荘を目指して入山しました。

つづき・・・

小遠見山をあとにし、中遠見、大遠見を超えてゆきますが、痩せ尾根部分では所々で夏道が出ており、中途半端な積雪により、シュルンドやクレバス状のひび割れがあり、それらが隠れている場合もありますし、前登者が付けた古いトレースは、雪解けにより危険な状態になっていることもあるため、慎重にルートファインディングしながら進みました。

西遠見山を超えると、いよいよ白岳と西遠見との鞍部。私が滑落した場所です。

※写真はクリック、またはタップすると大きく表示できます。
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滑落した場所に近づき、見えてくると恐怖心(トラウマ)で心拍数が上がり苦しくなりましたが、雪があるおかげで西側(五竜岳側)を通り、落ちた谷を覗くことなく通過できたのは精神的に助かりました。

滑落現場を通過中に「グェーー!」雷鳥さんの声!

現場を通過しきった場所には冬毛の雷鳥さん(♀)がいました。

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偶然だろうとはいえ、なぜここに・・・?

私が滑落事故現場を通過するのを見守ってくれているような…。
不思議な因縁を感じてしまいます。

雷鳥が「神の鳥」と言われることに納得してしまうような出来事でした。

滑落現場を通過し、雷鳥さんに出会えたことで気分的に落ち着き、白岳、五竜山荘へ目を向けます。
白岳へは頂上へ向かうのではなく、シラダケ沢側を五竜山荘へ向かってのトラバースルートを登ってゆきます。

 

つづく・・・

 

撮影地:遠見尾根、白岳~西遠見山鞍部(長野県北安曇郡白馬村神城)
撮影日:平成二十八年四月二十五日

 

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遠見尾根へ山行(1) ~小遠見山へ~

平成二十五年十月四日の滑落事故、負傷した左膝の手術以来、山への復帰を目指してリハビリやトレーニングしてきましたが、 今の時期は雪があり夏山に比べると膝への負担が少ないため、四月二十五日、アルプス平から遠見尾根、五竜山荘を目指して入山しました。

今の状態でどこまで登れるのか、再起できる状態なのか。。。

写真機は持ちますが撮影用の三脚は持たず、ビバーク装備にして軽量化しました。

就寝中、今でも滑落する夢を見て、起きてしまうことがありますし、白馬五竜スキー場の地蔵の頭へは何度も上がっていますが、その地蔵の頭でさえも上から見下ろすと恐怖心で心拍数があがり足が竦んでしまいます。

登りたいけど登りたくない。山は自分を受け入れてくれるだろうか…。怖い…。そんな感じ。

登山の安全祈願したし、登山届け出したし、「さて、行くか・・・」と、入山。

まずは小遠見山への道、好きで気に入っていた樹々達に「久しぶり~」と挨拶しながらゆっくり登りました。

痛み止めを飲んでいるためか、それとも飲まなくてもなのかわかりませんが、膝に違和感や痛みもありません。ただ、膝の動きはあまり良くないのと、明らかに心肺機能は低下していて、ペースがかなり遅いです。

二時間二十分かかって小遠見山へ到着。

この時点で、このペースでは五竜山荘までは苦しいなと思いつつ。

小遠見山から見る五竜岳の姿にしばらく見入り、自然と目が湿っぽくなるではないですか…。

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天候は安定、ビバークはできるので、少しでも五竜岳へ近づきたいと、先へ向かうことに。

つづく・・・

撮影地:遠見尾根小遠見山(長野県北安曇郡白馬村神城)
撮影日:平成二十八年四月二十五日

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鹿島槍ヶ岳のカクネ里

五竜岳の南側に立つ鹿島槍ヶ岳です。

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最近、ニュースにもなり始めていますが、この鹿島槍ヶ岳の北峰、北壁直下のカクネ里雪渓について氷河なのではないかとの調査が入っています。
写真は、遠見尾根、小遠見山から撮影した鹿島槍ヶ岳北壁とカクネ里です。

 

 

 

 

 

 

鹿島槍ヶ岳のカクネ里(鹿島槍ヶ岳北壁直下の谷)は北東側斜面で周囲を尾根や峰々に囲まれ、日照が少なく冬期に降った雪が集まりやすく解けにくいため、氷河の期待が高まります。
調査結果が楽しみです!

 

 

 


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アルプス平から五龍岳

2014年12月19日、アルプス平をゆる~く散策。
滑落事故&左膝の手術から1年経ちましたが、なかなか思うように登山に復帰できないので、アルプス平のゲレンデから五龍岳を撮れそうなとこないかなぁ~と。
スキーヤー・スノボーダーさん達の邪魔にならないように、なるべくゲレンデに傷つけないように、かんじき履いてアルプス平の端っこを徘徊。
画面にリフトが入らない47側にも行きましたが、それはそれとして、リフト入れてならこの場所からは好きかも。
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五龍岳上空の彩雲

2014年9月15日、五龍岳の頂上付近に沈む太陽の周りに彩雲が出ていました。
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アルプス平からの「ダイヤモンド五竜」を狙っていたのですが、今シーズンは天候や雲の位置により見る(撮る)ことができませんでした。

雨上がりの夕日

五竜山荘付近から望む夕日

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7月1日の夕方、静かに沈みゆく夕陽が明日への期待を感じさせる。
雨は止んだが、
通路や窓はぬれている
この日、テント場は私1人だった。

2013年6月30日~7月2日 遠見尾根、五竜岳山行
撮影日:2013年7月1日
撮影地:五竜山荘付近

 

五竜山荘テント場から望む夕照

五竜山荘テント場から望む夕照
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7月1日、夕方になって急にガスが切れ始め明るくなっていました。
気温は10℃程度、夕陽が拝めたら良いなと長袖のウールシャツとレインウェアの上着を羽織り、カメラを持ってテントから出る。
五竜山荘付近から餓鬼山方面を遠望。

2013年6月30日~7月2日 遠見尾根、五竜岳山行
撮影日:2013年7月1日
撮影地:五竜山荘テント場付近
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