白馬五竜高山植物園で花見撮り

写真展の準備のため平成二十九年六月月二十二日から二十五日まで白馬五竜に滞在していました。

白馬五竜高山植物園で撮影した花です。

昼間は写真展の展示設営を行うため、撮影は朝、夕方で露出も上がらず、曇りがちで配光や環境に変化がないと、ただ撮っただけの写真になってしまいます。

コマクサ

コマクサはこれから見頃を迎えます。

シラネアオイ

シラネアオイはそろそろ終わりで、撮影した花も雄しべ雌しべに茶色く痛みがあります。

ミヤマオダマキ

ミヤマオダマキは見頃で青紫の花がたくさん咲いていました。

他にもチングルマやミネズオウ、アオノツガザクラなどが見頃を迎えていました。

---
撮影地:長野県北安曇郡白馬村 白馬五竜 アルプス平
撮影日:平成二十九年六月二十三日、二十四日
---

 

にほんブログ村 写真ブログ 中部風景写真へ

白馬五竜に滞在 アルプス平の夕空

写真展の準備のため平成二十九年六月月二十二日から二十五日まで白馬五竜に滞在していました。

アルプス平から撮影した夕方の空。

五竜岳と夕雲

 

五竜岳と夕空

 

唐松岳、白馬三山と夕空

白馬三山と逢魔が時の空

 

---
撮影地:長野県北安曇郡白馬村 白馬五竜 アルプス平
撮影日:平成二十九年六月二十二日
---

 

にほんブログ村 写真ブログ 中部風景写真へ

五竜岳・遠見尾根へ入山(四)岳樺の舞姿

平成二十九年五月二日 白馬村アルプス平から遠見尾根へ入山。
五月四日、岳樺の撮影をしながら下山

写真一)舞姿

この岳樺は大木というほどではないですが、幹や枝に縦割れが出ています。
岳樺の大木が次々と枯れているのを見かけますが、この木も寿命が近いでしょうか。
今後入山する度に観察したいと思います。

写真二)岳樺の幹

岳樺はとても美しく感じます。好きで愛する樹です。

---
撮影地:長野県北安曇郡白馬村 遠見尾根
撮影日:平成二十九年五月四日
---
にほんブログ村 写真ブログ 中部風景写真へ

五竜岳・遠見尾根へ入山(三)五竜山荘に滞在

平成二十九年五月二日 白馬村アルプス平から遠見尾根へ入山。

翌日の五月三日の朝です。

写真一)五竜山荘前から望む朝日

雲があり色付きは僅かな時間。
春の残雪らしく雪面に光沢があります。

写真二)朝を迎える遠見尾根

眩しく染まるのも良いですが、静かに控えめに淡く色付くのは優しく穏やかな気分になります。

写真三)朝の淡い陽光に染まる

写真四)反照の雪面

雲の隙間から降りた陽射しが春の雪面を輝かす。

左膝に痛みが出てしまい、昨年の経験から一日予定を延ばして五竜山荘に滞在することにしました。
この一日滞在の判断が左膝にとってとても良い結果となりました。

つづく・・・
---
撮影地:長野県北安曇郡白馬村 遠見尾根
撮影日:平成二十九年五月三日
---
にほんブログ村 写真ブログ 中部風景写真へ

五竜岳・遠見尾根へ入山(二)鹿島槍ヶ岳

「斜日に耀く鹿島槍ヶ岳」
遠見尾根、白岳の登りで前日積もった雪をラッセルしながら新たにトラバースルートを切ってる時に鹿島槍ヶ岳の方を望むと稜線の西側が耀いていました。

この光景は我慢できずに斜面でザック下ろして写真機取り出しました。

日没までには五竜山荘に着かなくては・・・(五竜山荘には連絡済です)

つづく・・・
---
撮影地:長野県北安曇郡白馬村 遠見尾根
撮影日:平成二十九年五月二日
---
にほんブログ村 写真ブログ 中部風景写真へ

五竜岳・遠見尾根へ入山(一)

平成二十九年五月二日 白馬村アルプス平から遠見尾根へ入山。
左膝の調子をみながら五竜山荘目指してゆっくりゆっくり。

あまりにも天気が良すぎて変化のない写真ですが、雨男、嵐を呼ぶ男としてはありがたい天候。

写真一)中遠見山から望む五竜岳

中遠見山からの五竜岳ですが、五竜山荘まではまだまだ先は長いのです。

写真二)岳樺と春の日差し

春山の日差しの強さ。
この日差し、暖かさは岳樺も感じているはず。
後ろに座するは五龍岳。

写真三)雪解け

昨秋の岳樺の葉が雪解けから顔を出していました。
この時は黄砂がまだ少なく、新雪の後ということで雪が綺麗なのはありがたい。

つづく・・・
---
撮影地:長野県北安曇郡白馬村 遠見尾根
撮影日:平成二十九年五月二日
---
にほんブログ村 写真ブログ 中部風景写真へ

五竜岳に沈む夕日

平成二十八年九月十日から十三日まで写真展での最終のご案内と撤収作業に合わせ白馬五竜に滞在していました。
前もっての天候予報で天候は良くない事はわかっていましたが、もともと雨男ですから、諦めずに撮影準備はしていきます。

九月十一日、日没を迎えたアルプス平ではやはり雲だらけ。
ですが、時折見せる五竜岳の姿に撮影機会が得られることを祈りつつ・・・

五竜岳 ©重金一正

太陽は雲の周りにできる彩雲、雲によって乱れた荒々しい「光環」を伴って降りてゆきました。
雲の形状から環のようにはなっていないのですが、一様の薄い雲ならば綺麗な輪になっていたかもしれませんね。

大黒岳 ©重金一正

五竜岳G0峰あたりに沈んだ太陽の光は、大黒岳の周囲から光が漏れて水平に近い光線を放っていました。
光の向きによって薄明光線、その反対を反薄明光線と呼びますが、水平の場合はどちらになるのだろうか???

撮影地:遠見尾根、アルプス平(長野県北安曇郡白馬村神城)
撮影日:平成二十八年九月十一日

にほんブログ村 写真ブログ 中部風景写真へ

ペルセウス座流星群

八月九日から十五日まで白馬五竜に滞在しておりました。
ちょうどペルセウス座流星群の時期でありまして、五竜岳と流星との共演を捉えるべく…。

※写真はクリック、またはタップすると大きく表示できます。

五竜岳と流星
d20160811-601
よく見ると、流星に色があり、緑色からオレンジ色に変化しているのがわかります。
流星は地球の大気圏突入時に燃える色でその成分がわかるようで、緑色は「鉄」、オレンジ色は「ナトリウム」らしいです。
はっきり色がわかるように写ったのは私は初めてかもしれません。

d20160812-360
シルエットの山は、一番高い山が五竜岳で、その右が白岳です。

 

白馬村の夜景と流星
d20160811-210
流れ星は、画面右上、星がグチャっと固まっているプレアデス星団(和名:昴)から少しだけ左上にシュッ!っと写っています。
中央より少し左上の一番明るい星はぎょしゃ座のカペラです。

撮影地:長野県北安曇郡白馬村 アルプス平
撮影日:平成二十八年八月十一日

にほんブログ村 写真ブログ 中部風景写真へ

信州山岳百科

平成二十五年十月、膝の手術をする事が決まったあと、入院前に松葉杖をつきながら長野県小布施町に滞在静養しました。その時に小布施町立図書館に行きまして、信濃毎日新聞社が昭和五十八年発刊の『信州山岳百科』という本に出会いました。

五竜岳の名前の由来や歴史が書かれているのですが、今まで読んだ本の中で一番妥当だと思える内容だと思い、コピーを取らせていただこうと司書さんにお聞きしたら、残念ながらこの本はコピー不可に指定されていました。

どうにかしたいと思いまして、『信州山岳百科』の五竜岳、遠見尾根に関する部分を、6時間かけて、持っていたノートに全部書き写したのです。

 

時は流れ・・・

 

五竜岳のことだけならば、書き写したノートがあれば済むのですが、この本の内容で周辺の山のことも知りたいと思うと、手元に必要と感じるわけで・・・

最近、その『信州山岳百科』を古本で購入しました!

すでに絶版本で、『日本の古本屋』でもなかなかの価格ですが、運良く格安で入手することができたのです。

信州山岳百科 d20160601-008

五竜岳の名前の由来については、また別の機会に改めて書いてみたいと思います。

 

平成二十八年六月二日

 

にほんブログ村 旅行ブログ 甲信越旅行へ

遠見尾根へ山行(6) ~五竜山荘から下山~

平成二十八年四月二十五日、アルプス平から遠見尾根、五竜山荘を目指して入山しました。

つづき・・・

四月二十六日、大変お世話になった五竜山荘から下山です。
副支配人に「ヘリ呼ばなくていい?(笑)」などと冗談を言われながら下山開始。

白岳を下りますが、常に上から見下ろすようになります。滑落事故後の高度感に対する恐怖心の影響は大きく、腰が引けて手に持つピッケルが遊んでいます。

前日の登りで感じていましたが、こんなんじゃダメだ。

きっと他の人が見たら不格好で危なっかしい降り方に見えていたはずです。

とにかく足元だけでもしっかりと、滑らないよう、転ばないよう、アイゼンのツメを引っ掛けないよう、アイゼンの雪団子に注意しながら、一歩一歩慎重に…。

白岳を降りると、私が滑落した場所を再度通過します。

前日と同様、滑落した場所に近づき、見えてくると恐怖心(トラウマ)で心拍数が上がり苦しくなります。

滑落した谷側に寄らないよう、夏道より五竜岳側の雪の上を無事に通過しきって一安心。

西遠見山のなだらかなピークあたりで気分を落ち着かせるためゆっくり休憩しました。

※写真はクリック、またはタップすると大きく表示できます。

d20160426-148
西遠見山での休憩中、積雪に傾くオオシラビソ越しの五竜岩峰群

滑落現場を通過したことで、少し撮影していこうという気分にもなりました。

d20160426-201

この先も痩せた雪の不安定そうな場所がいくつもあるので、気を抜かないよう、ゆっくりゆっくり、足運びを丁寧に。

d20160426-215

下山の後半は痛みが出てしまいましたが、16時頃無事にアルプス平へ下山しました。
今回の山行で、膝の動きや筋力、体力不足、技術の低下、そして恐怖心・トラウマなど弱点を確認できたことで今後の課題が見えてきました。
そして、今後も遠見尾根へ登り、五竜岳の撮影を続けることへの道筋が見えたように思います。

滑落事故以来、応援してくださった多くの方々へ改めて心よりお礼申し上げます。

 

撮影地:遠見尾根・西遠見山付近
撮影日:平成二十八年四月二十六日

 

にほんブログ村 北安曇郡白馬村情報へ