アルプス平でペルセウス座流星群

平成三十年八月十一日から十五日、白馬五竜ナイトゴンドラ、夏休み特別イベントのため、白馬五竜に滞在いたしておりました。
十一日と十二日には、アルプス平に簡易宿泊してペルセウス座流星群を見る企画がありまして、撮影案内として私も同行いたしておりましたが、両日とも天候に恵まれて多くの流星を見ることができました。

案内しているときは自分の撮影は行わないことにしているので、ペルセウス座流星群極大日の写真はありませんが、八月十四日に撮影したペルセウス座流星群です。
八月十四日夜半過ぎ(十三日ナイトゴンドラ終了後)のアルプス平から北東の夜空🌟。
0時20分~1時ごろまでに写りこんだ流星を比較明合成。

ペルセウス座流星群

ペルセウス座流星群

日周運動分は補正していますがレンズの収差分までは補正していません。
ペルセウス座流星群(群流星)は輻射点から放射状に飛んでいることがわかると思います。
一番左側の流星はペルセウス座流星群の輻射点から異なる向きですから散在流星でしょう。
ペルセウス座流星群の流星は七つ、散在流星は一つ写っています。

 

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撮影地:長野県北安曇郡白馬村 アルプス平 白馬五竜高山植物園
撮影日:平成三十年八月十四日
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アルプス平からの夕空

平成三十年七月十三日から十七日まで、白馬五竜夏休み特別イベントの仕事で白馬五竜に滞在しておりました。
特別イベント期間中はナイトゴンドラのテレキャビンが18時から運行します。
ナイトゴンドラに参加して18時ごろからアルプス平に上がれば落日から日が暮れてゆく風景をゆっくりと眺めることができます。

写真一)五龍岳と夕空に月と金星

アルプス平からの夕空

アルプス平からの夕空

写真二)唐松岳と白馬三山方面の夕空

アルプス平からの夕空

アルプス平からの夕空

写真三)赤く染まる夕空

アルプス平からの夕空

アルプス平からの夕空

夏休み特別イベントでナイトゴンドラが18時から運行するのは、次は8月11日から8月15日です。

特別イベント期間中、星空撮影講座ナイトゴンドラでは望遠鏡、観測機器を担当しています。

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撮影地:長野県北安曇郡白馬村 アルプス平 白馬五竜高山植物園
撮影日:平成三十年七月十四日~十六日
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北の夜空と北野天神社

北野天神社で北の夜空を撮影してきました。
以前から撮影してみたいと思っていましたが、今年の冬は寒気が強く、西高東低の気圧配置で晴れていても、小さな雲が流れ込んできて上空を通過していくことが多くなかなか都合よく適当な空具合にあたっていませんでした。

長時間露光ですから、僅かな雲でも撮影している範囲に出れば写りこんでしまい失敗となることが多いです。

この日は程よい寒気と僅かな風で雲一つ無いなかでの撮影となりました。

北の夜空と北野天神社

北の夜空と北野天神社

露出15秒 撮影枚数479枚合成 撮影時間143分間(2時間23分)

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次は空高く上がってきた北斗七星

北の夜空と北野天神社

北の夜空と北野天神社

露出15秒 撮影枚数246枚合成 撮影時間73分間(1時間13分)

撮影中。。。
現在のお社はほぼ南を向いているわけですが、ここに創建されたころ(1200年以上前)の北極星の認識と位置。お社の向きが定まった頃の北極星、またこの土地の先人の方たちがどのように南北を特定し意識してきたのか...。

1200年を思うのに一晩の撮影時間はあまりにも短く、あっというまなのでした。

感謝。

※夜間の長時間撮影のため、宮司様に事前に承諾許可を得たうえで撮影を行っています。
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撮影地:埼玉県所沢市 北野天神社
撮影日:平成三十年二月十四日
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アルプス平から望む五竜岳と星空

平成二十九年八月十日から白馬五竜に滞在。

お盆期間中の八月十七日(朝方)、月光の下、アルプス平から星空と五龍岳を撮ることができました。

アルプス平から望む五竜岳と星空

アルプス平から望む五竜岳と星空


夜中の一時過ぎから晴れ始め、東の空に細い月が上がり山や雲が月明かりに浮かび上がり、四時過ぎまで山と星が見えていました。

八月十日から十八日までの滞在中、アルプス平から五龍岳を拝めたのは八月十五日未明と八月十七日未明の二回だけで、そのうち、五龍岳と星空をともに見ることができたのは十七日のみ。

昼間はエスカルプラザの写真展会場にいるためわかりませんが。。。

アルプス平から望む五竜岳

アルプス平から望む五竜岳


十五日未明は星が見えそうで見えませんでした。雲が富山の光に浮かび、五竜山荘周辺では発光機器を使い歩いている様子が写りました。

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撮影地:長野県北安曇郡白馬村 白馬五竜
撮影日:平成二十九年八月十五日、十七日
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白馬五竜ナイトゴンドラ ダジックアース

今年の白馬五竜ナイトゴンドラ、お盆の八月十一日~十五日は特別イベントが行われました。

国立天文台三鷹ガイドボランティアの野澤信之氏による星空ガイドとダジックアース。

私は撮影講座のあとに、夜間はアルプス平で双眼鏡の観測機器を使ってのご案内、高山植物の夜間撮影のご案内などを担当していました。

ダジックアースとは・・・

京都大学大学院理学研究科が開発した、地球や惑星についての科学を楽しんでもらうために、学校や科学館や家庭で、地球や惑星を立体的に表示するプロジェクトです。

写真一)8月13日の白馬五竜ナイトゴンドラで行われたダジックアース。

白馬五竜ナイトゴンドラ ダジックアース

白馬五竜ナイトゴンドラ ダジックアース

実は、お盆のイベント期間中のダジックアースとしては、天候の関係で屋外で行われたのはこの日だけでした。
この日は霧が濃く視覚的には幻想的な雰囲気になるのですが、球体に映し出される映像が見にくく、解説を聴き、星のことを知りたいと思う人には不向きだったかもしれません。

それでも、暗くなり、ひんやり涼しい(寒いくらいです)アルプス平で、ぽっかりと惑星などの映像を球体に映し出される光景には自然と目がゆき、興味が高まります。

この写真を撮る時意外は、投影機側からお客さんの表情、様子を見ていました。みなさん、口が開いてマバタキ止まってました。

 

写真二)ナイトゴンドラが中止になってしまった日は、なんとエスカルプラザで無料公開だったのです!

白馬五竜ナイトゴンドラ ダジックアース

白馬五竜ナイトゴンドラ ダジックアース

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撮影地:長野県北安曇郡白馬村 白馬五竜
撮影日:平成二十九年八月十三日、十五日
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白馬五竜ナイトゴンドラ 星空撮影講座

『初めての星空撮影ワンコイン(500円)レッスン』

長野県、白馬村 白馬五竜エスカルプラザ(白馬五竜高山植物園)で初心者向けの星空撮影講座を行います。

★開催日
7月 22日
8月 11日、12日、13日、14日、15日

★講座内容
星を撮影する方法として初歩的な固定撮影法をご案内いたします。

★受講料
500円
別途、ナイトゴンドラ参加乗車代(往復2000円)がかかります。

★対象者
デジタル一眼レフカメラ、デジタル一眼ミラーレスカメラをお持ちの方で、写真撮影、星空の撮影初心者の方。星の写真を撮るのが初めての方。
何度か撮ってみたけど上手く撮れないという方。

※初心者向けの内容となりますが、興味ある方はどなたでも参加できます。
※一部コンパクトカメラ(比較的高級タイプ)でも星の撮影ができるものもあります。
※カメラを所持していなくても、これから写真を始めてみたい方の受講も可能です。

★当日受け付け
エスカルプラザ一階フロント

★時間
17時45分までに集合
18時開講19時15分までに終了
講座終了後はアルプス平で自由に撮影をして頂きますが、引き続き講師への質問など可能です。
ナイトゴンドラ終了に合わせ下山して頂きます。

★集合場所
エスカルプラザ一階フロント前

★お申込み・お問い合わせ
白馬五竜高山植物園 0261-75-2101

白馬五竜ナイトゴンドラ2017 「夏休み特別イベント」

 

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白馬五竜に滞在 アルプス平の星空

写真展の準備のため平成二十九年六月月二十二日から二十五日まで白馬五竜に滞在していました。

アルプス平から撮影した星空。

アルプス平から望む天の川

五龍岳と星と雲と

五龍岳と星と雲と

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撮影地:長野県北安曇郡白馬村 白馬五竜 アルプス平
撮影日:平成二十九年六月二十二日、二十三日
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満月と建国記念日

平成二十九年二月十一日
満月と建国記念の日でした。

写真1:満月の夜、梅の花と共に。

月をバックに梅の花をシルエットにして撮影しています。

写真2:東の空に昇る満月

写真3:前日の2月10日に撮影した月

この写真は、前日の夜遅くに撮影しています。
満月は日本時間の日時では2月11日9時33分ということでしたので、前日遅くにも撮っておきました。

 

撮影地:埼玉県狭山市
撮影日:平成二十九年二月十日、十一日
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月の最接近・・・前夜

平成28年11月14日の満月は、今年一番大きく見える満月、最接近とのことですが、あいにく曇り、雨予報です。

前日13日に新宿へ行く事があったため「ビル間の月」を撮ってみました。

※写真はクリックまたはタップすると少し大きく表示できます。

写真1)高層ビル街から「ビル間の月」
d20161113-023
高層オフィスビルの照明が多いと綺麗なのですが、日曜日でオフィスの照明が少なく、オフィス街は人通りも大変少ないです。

写真2)新宿駅西口小田急ハルク横からの月
d20161113-015
小田急ハルク、小田急百貨店は桃色照明で統一されていました。

写真3)小田急百貨店と月
d20161113-073

写真4)欅の木と月
d20161113-031
三井ビルと新宿センタービルとの間の欅並木で撮影しています。
枝葉の合間から明るい月。

写真5)最接近前々夜の月
d20161112-001
最接近日の前々日、11月12日に自宅から望遠レンズで撮影した月です。
300mmに1.4倍のリアコン(テレコン)を付けて撮影し、おもいっきりトリミングしています。

 

撮影地:東京都新宿区 西新宿(写真1~4)、自宅(写真5)
撮影日:平成二十八年十一月十三日(写真1~4)、十二日(写真5)
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国立天文台に行ってきました

平成二十八年十月二十二日、夕方から東京都三鷹市にある国立天文台に行ってきました。
年に一度の特別公開で、観測機器の公開や普段は国立天文台で研究などを行われている先生方によるパネル展示や屋外での説明会などを自由に見学でき、質問したりすることもできます。
今回、友人であり国立天文台のガイド資格を持つ野澤信之氏に案内、説明して頂き勉強させて頂くことができました。

写真(1)国立天文台の正門
d20161022-002
国立天文台の正門です。多くの見学者がいまして、年齢層も広いです。
思っていたより若い女性が多いなと感じました。

写真(2)太陽塔望遠鏡(アインシュタイン塔)
d20161022-005
太陽を観測する望遠鏡です。塔(建物)自体が望遠鏡になっていて、太陽の光を最上部のシーロスタットという2枚平面鏡で取り込みます。
90年前の望遠鏡ですが、再整備が行われ、一般公開向けとして現在でも観測が可能とのことです。

写真(3)太陽塔望遠鏡(アインシュタイン塔)
d20161022-010
太陽の光を取り込むシーロスタットという2枚平面鏡です。

写真(4)太陽塔望遠鏡(アインシュタイン塔)
d20161022-012
太陽の光をシーロスタットという2枚平面鏡で取り込み地下の観測室の凹面鏡(右下)に送ります。
凹面鏡に反射した光は手前の三本の棒で(スパイダー)で支えられた凸面鏡に集光され、先の凹面鏡の中心の穴に集められます。(つまりカセグレン鏡)

写真(5)太陽塔望遠鏡(アインシュタイン塔)
d20161022-013
なにやらローテクっぽい機器が並んでいますが・・・。
前の写真で集められた太陽の光はこのボードに当てられます。

写真(6)太陽塔望遠鏡(アインシュタイン塔)
d20161022-015
ボードに当たった太陽の光は、僅かな隙間から地下の暗室に入り分光スペクトルの観測が行われます。
今日は曇っていましたので実際に太陽の分光配列を見ることはできませんでしたが、代わりに数種類の電球のスペクトルを見ることができました。

写真(7)太陽塔望遠鏡(アインシュタイン塔)の説明ポスター
d20161022-016
太陽塔望遠鏡(アインシュタイン塔)という太陽を観測する望遠鏡の説明書きですが・・・。
この説明ポスター自体が30年とか40年くらい前のものらしいです。

写真(8)太陽塔望遠鏡(アインシュタイン塔)の地下観測室
d20161022-017
電球の光を分光して壁面に投写していました。このスペクトルを観測することで「綺麗だなぁ~」だけではなく、物質や大気のこと、またこれを応用した観測が最先端の機材で行われていることなど説明して頂きました。
この観測施設に行くと、色によるピントの違いが肉眼でひと目で分かる機材が展示されていますから、なぜ写真機のレンズにEDガラスや螢石ガラスが必要なのか、写真をやるひともやらないひとも納得できます。

写真(9)第一赤道儀室
d20161022-018
太陽を観測する口径20センチメートルの望遠鏡で、建物は三鷹キャンパス最古の観測用建物とのことです。
撮影もしていたそうですが、感材が「乾板」て…

写真(10)50センチ公開望遠鏡
d20161022-028

一般公開むけの口径50センチの望遠鏡です。定例天体観望会などに使われているそうです。
天候が良ければ観望会を行う予定だったそうですが、あいにくベタ曇りで残念。

元々好きな事ではありますが、説明を聞くと知らないことだらけ。難しいことを柔らかく解りやすく説明いただき、納得!納得!。2~3時間ほどでしたが大変有意義な時間を過ごせました。野澤さんにはとても感謝であります。

 

撮影地:東京都三鷹市国立天文台
撮影日:平成二十八年十月二十二日

 
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