新編武蔵風土記稿

私が長く住む所沢市周辺が該当する旧入間郡のことが書かれている雄山閣発行「新編武蔵風土記稿」の八巻と九巻を入手することができました。

当地域の歴史を調べたり、当地域の歴史が書かれた現代の書物などには、元となる文献として必ずと言ってよいほど、この「新編武蔵風土記稿」と「武蔵野話」という本が紹介されたり断片的に引用されていることがあり、そうなってくるとやはり元の本を読んでみたくなってくるわけです。

「新編武蔵風土記稿」は国立国会図書館のデジタルコレクションで読むこともできますが、紙の本で慣れきった私には非常に扱いが面倒に感じてしまうのです。

「武蔵野話」は以前入手しています↓
『武蔵野話』という本

「新編武蔵風土記稿」は、文化年間~文政十二年に編まれ文政十三年(西暦1830年・徳川幕府11代将軍の頃)に完成した武蔵国の地誌です

昌平坂学問所地理局の林述斎氏、間宮士信氏らによる事業で全266巻。
地誌取調書上を各村に提出させたうえ、実地に出向いて調査も行われたそうです。
内容は、自然、歴史、農地、産品、神社、寺院、名所、旧跡、人物、旧家、習俗など、地域について様々な事柄に渡り、現代の百科事典のようなものでしょうか。

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洋装活字本としては、大日本地誌体系刊行の一環として雄山閣から昭和32年(1957年)に全13巻で発行された物、内務省地理局が編纂した物を全8冊にまとめて昭和44年(1969年)に歴史図書出版社が発行したもの、千秋社からこの地域を東京都区部・三多摩・埼玉等の地区別に分けて昭和57年(1981年)に発行されたものがあります。

ご縁あって今回は、私が長く住む所沢市周辺が該当する入間地区のことが書かれている雄山閣発行の八巻と九巻を入手することができました。

活字化されているのは助かりますが、文章は昔のままです。ゆっくり読んでみたいと思っています。

 

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白馬村神城で紅葉

平成二十八年十一月四日の夕方、新宿発の高速バスに乗り白馬村神城へ。

今回は前後の予定の関係で、大町での用事と額装作品の納品、打ち合わせで、白馬村で一泊はするものの撮影時間はあまりなく短い滞在時間となりました。

神城駅の周辺で一時間ほどの撮影。

※写真はクリックまたはタップすると少し大きく表示できます。

写真1)紅葉と冠雪した小遠見山
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三日から四日朝方にかけて降った雪は標高1500m付近まで積もったようでした。

写真2)紅葉
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写真3)紅葉の尾根と冠雪した山
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天狗岳(左)、小遠見山(右)は冠雪しています。里は秋、山は冬の様子。
お昼頃ですが、まだ北西から流れてくる雲が残っているようでした。

写真4)姫リンゴ
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山の紅葉をバックに鈴生りの姫リンゴ

写真5)飯田神明社の御神木
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短い滞在でしたが、鎮守さまにご挨拶して帰ります。

 

撮影地:長野県北安曇郡白馬村神城飯田
撮影日:平成二十八年十一月四日

 

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白馬五竜アルプス平の色付き

アルプス平の標高1500mから地蔵の頭周辺の1600m付近は白馬五竜高山植物園が広がり遊歩道が整備されています。
高山植物園の花々と同時に人の手が入っていない自然林の縁地の様子をスニーカーで楽しむことができます。

写真1)湿地帯の中に大きな岩で散策道が組まれている場所があります。
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滑らないように左膝の動きに注意しながら岩道を歩いてゆきまして撮影。しかしこの撮影中に叩きつけるような大雨が降ってきまして、近くのリフトの駅の台の下に一時退避することに。

写真2)足元の紅葉
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ちょっと葉先が傷んでしまってるのが残念なのですが、可愛いので撮ってみました。

写真3)霧の時にも撮ったミネカエデですが…
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霧が晴れると雨濡れと相まってそれなりに鮮やかです。

写真4)ブナの横葉
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高山植物園周囲は山地帯から亜高山にかけての植物で囲まれています。

写真5)ウラジロナナカマド
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葉の裏が白いのでウラジロナナカマドと思いますが、葉が残っていました。
色付き悪く日差しもなくです。抑え気味に静かな雰囲気に…。

万葉集から…

十月 鍾礼尓相有 黄葉乃 吹者将落 風之随

かむなづき 時雨にあへる 黄葉の 吹かば散りなむ 風のまにまに

作者:大伴池主


撮影地:長野県北安曇郡白馬村神城 白馬五竜高山植物園、アルプス平
撮影日:平成二十八年十月九日、十日、十一日


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フジアザミ 白馬五竜高山植物園

秋の白馬五竜での撮影行の続き。
前回の記事で少しフジアザミを紹介しましたが、そのまま引き続きフジアザミの写真を投稿。

写真1)フジアザミ
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少し寄って見ると、花は針のようですが色の変わり目に節のようなものがあるんですね~

写真2)フジアザミにしずく
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絞りを開け、露出を明るめに。風で常に花が揺れているので、ピントが難しい。
しずくが落ちないよう願いながらの撮影。

こちらは昨日投稿したフジアザミの写真
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撮影地:長野県北安曇郡白馬村神城 白馬五竜高山植物園、アルプス平
撮影日:平成二十八年十月九日、十日


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アルプス平 霧の中で

秋の白馬五竜での撮影行の続き。
今年は撮影に来るたびに悪天候ばかりでしたので、今回は「ビショビショ雨でもゴーゴー風でもニコニコ撮影を」ということで。

写真1)白い世界へ・・・雪じゃないよ霧だよ
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アルプス平へ向かう、白馬五竜テレキャビンから。
前の支柱が見えてないです。この先はどこへ繋がっている???的な画。

写真2)ミネカエデの紅葉
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霧に包まれて葉が濡れ、柔らかな雰囲気になります。
霧は少しずつ流れていまして、上空は時折太陽の位置がわかるほどであることから、山に纏った霧なのでしょう。
霧の動きを見つつ霧に霞む太陽からの照度を見ながら撮影します。

写真3)ブナとミネカエデの黄葉
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こちらも霧の動きと見え隠れする霞んだ太陽からの照度を見ながらの撮影。
黄色く黄葉しているのはほとんどがミネカエデで、ブナは緑色から黄緑色が多く黄葉し始めた程度です。
岳樺が多い遠見尾根に長年通っているせいでしょうか、どうしても美しい黄色を求めたくなってしまいます。

 

写真4)霧の中のフジアザミ
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白馬五竜高山植物園のフジアザミですが、見頃でもありつつちょっと過ぎくらいでした。秋に入って花が減ってゆく時期ですが、霧の中に大柄な花は堂々とした貫禄でした。

今年は、例年なら赤く紅葉する樹々が黄色までで枯れて散ってしまう事が多いようです。
秋に入って長雨が続き日照が少ないためだと思いますが、太陽の恵み、影響はそれだけ大きいことを実感します。


撮影地:長野県北安曇郡白馬村神城 白馬五竜高山植物園、アルプス平
撮影日:平成二十八年十月九日、十日

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ナナカマドの実

平成28年10月9日、雨の中、白馬五竜高山植物園、アルプス平付近を散策しながら撮影をしました。

ナナカマドの紅葉は、ほとんどの葉が散っていて終わっていました。赤い実だけが総生りに残っています。

このナナカマドの実、前に一度口にしたことがあるのですが、渋いというか苦いというか、はっきり言って不味いです。
加熱処理することで食べられるそうですが、それでも遠慮したいかも…(^_^;)
中の種子はアルカロイドが含まれていて有毒だそうです。

※写真はクリックまたはタップすると少しだけ拡大表示できます。

写真1)ナナカマドの実
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時折、ゴーという嫌な音とともに強風が吹き、日が出たかと思うとザーッと雨が降ってきたりで荒れた天候模様でした。

樹々は強風で揺れまくり、なかなか思うように撮ることができず。

写真2)葉がほとんど落ちて実だけが残るナナカマドd20161009-082

ナナカマドの実に付く滴を被写体に・・・と思へど、ひと風強風が吹けばどこかに飛んでいってしまいます。

今年は撮影に来るたびに悪天候ばかりでなかなか作品が撮れていないのです。
今回はビショビショ雨でもゴーゴー風でも平然とニコニコ撮影のつもりで…。

 

撮影地:長野県北安曇郡白馬村神城 白馬五竜高山植物園、アルプス平
撮影日:平成二十八年十月八日

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白馬五竜へ 10月8日

平成28年10月7日夕方のバスで白馬村神城へ向かいました。

本当は4日からの予定だったのを台風の接近により7日に変更したのですが、例外なく今回も雨模様。

里のお宿さんに泊まり、8日の朝は激しい雨音で起きました。

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部屋の中から窓越しに雨を撮影してみました。
ピントの合っている場所に降ってきている雨の数を見ればどれほど激しい雨かがわかるかな。

 

よく泊まるお宿さんなのですが、女将さんの趣味で毎回来るたびに小物が変っていて、それを見つけるたびに写真を撮って楽しんでいます。今回は置物ではなく飛び道具???

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照明に細かい模様が描かれた卵殻がぶら下がっていました。

 

撮影地:長野県北安曇郡白馬村神城飯田
撮影日:平成二十八年十月八日

 

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飯田神明社秋季例大祭

平成二十八年九月十九日
長野県北安曇郡白馬村神城 飯田神明社の秋季例祭に行ってきました。

※写真はクリックまたはタップすると少しだけ拡大表示できます。

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秋雨前線や台風の接近で雨ばかりの日が続く中のお祭りでしたが、お祭りの時間だけ雨が止みました。

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篳篥の生演奏が響くなか、厳かに行われる神事。

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二日後の九月二十一日、帰りのバス乗車前にご挨拶。
神城駅やバス停から近いのです。
お祭りの直後は、静かになった境内、榊や注連縄、紙垂などが綺麗ですから撮影するようにしています。
天候悪くどんよりとした曇空ですが、このときしか撮れませんので。

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今回は雨で濡れていたためでしょうか、まだ幟が上がっていました。
撮影していて気がついたのですが、幟が修繕されて綺麗になっていました。

 

撮影させていただきましたことに感謝いたします。ありがとうございました。

撮影地:長野県北安曇郡白馬村 飯田神明社
撮影日:平成二十八年九月十九日、二十一日

 

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所澤神明社の秋季例大祭に行ってきました

平成二十八年九月十五日
埼玉県所沢市 所澤神明社の秋季例大祭に行ってきました。

写真1)例祭の神事に向かう神職さんたち。
所澤神明社 秋季例大祭 ©重金一正 d20160915-0002

写真2)巫女舞の奉納
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写真3)所沢市有楽町のお囃子
所澤神明社 秋季例大祭 ©重金一正 d20160915-1362

写真4)前田社中さんによる里神楽。
所澤神明社 秋季例大祭 ©重金一正 d20160915-1669
演目の最後はなんと「紅葉狩り」。
「紅葉狩り」は、戸隠、鬼無里に伝わるお話だけに期待していたのです。写真は、鬼女の紅葉が討たれるところです。

 

撮影させていただきましたことに感謝いたします。ありがとうございました。

撮影地:埼玉県所沢市 所澤神明社
撮影日:平成二十八年九月十五日

 

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五竜岳に沈む夕日

平成二十八年九月十日から十三日まで写真展での最終のご案内と撤収作業に合わせ白馬五竜に滞在していました。
前もっての天候予報で天候は良くない事はわかっていましたが、もともと雨男ですから、諦めずに撮影準備はしていきます。

九月十一日、日没を迎えたアルプス平ではやはり雲だらけ。
ですが、時折見せる五竜岳の姿に撮影機会が得られることを祈りつつ・・・

五竜岳 ©重金一正

太陽は雲の周りにできる彩雲、雲によって乱れた荒々しい「光環」を伴って降りてゆきました。
雲の形状から環のようにはなっていないのですが、一様の薄い雲ならば綺麗な輪になっていたかもしれませんね。

大黒岳 ©重金一正

五竜岳G0峰あたりに沈んだ太陽の光は、大黒岳の周囲から光が漏れて水平に近い光線を放っていました。
光の向きによって薄明光線、その反対を反薄明光線と呼びますが、水平の場合はどちらになるのだろうか???

撮影地:遠見尾根、アルプス平(長野県北安曇郡白馬村神城)
撮影日:平成二十八年九月十一日

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