江戸は神田、神田明神近くの写真ギャラリー『gallery bauhaus』さんへ。
『小瀧達郎写真展 鎌倉 1975-80』を鑑賞してきました。
コロナ以前に行きたいと思っていたギャラリーですが、やうやく行くことができました。
写真展を見たあとに近所のカフェをスマホで探す友人。
PENTAX Q7 / 01ST(8.5mm)
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先日、川越へ反物を持って和裁士さんのところへ仕立て依頼に行ってきました。
今までお願いしていた和裁士さんが病気で仕立てることができなくなりましたので、今後お願いする和裁士さんを探しまして、今回、訪問して仕立依頼してきました。
先日、新宿の中村湯のし店さんで水通し湯のし仕上げて頂いた反物で、単衣の長着に仕立てていただきます。
仕立寸法表をお渡しして見ていただきました。
「普通は~」「一般には~」「正統派は~」なんて言葉を出して変えようとする方ならやめようと思っていたのですが、今までの寸法を確認して仕立てていただけることに。
私は数値が同じでも和裁士さんが違えば「何か違う」はあると思っているので、まずはこの寸法で仕立てていただいて、今後、変更していけばよいと思っています。
今回の仕立ては今後のための一着という位置づけでもあります。
尚、致し方ない事とはいえ、寸法表を他の方に渡して仕立てて頂くことになるのは、今までの和裁士さんには申し訳ない気分です。
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久しぶりに襦袢の半衿を縫いました。
通常は「半衿を付け替える」などと申しますが、今までついていた半衿は以前和裁士さんに縫い付けて頂いたもの。外さずに、その上に藤色の生地を半襟として縫い付けました。
おしゃれ着というより普段着な着物のことが多いので、半衿については特別なことがない限り肌触りが滑らかな木綿にしています。
首回りの肌触り重要視してます。
一時期、柄の生地を付けたりしたこともありますが、最近は無地に戻っています。
薄い藤色の無地半衿は鬼平犯科帳のドラマで吉右衛門さんが付けていることが多かったのですよね~🤭
紺色の格子模様が以前和裁士さんに付けて頂いた半衿です。
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髪油(鬢付油)を製作しました。
香料や着色料を使用せず酸化防止剤も使っていないため定期的に少量ずつ自家製作しています。
主に木蝋を主材としています。
気温が下がってきているので、少し木蝋の量を減らして柔らかくしました。
木蝋は常温では固形ですので整髪するには適当な材料ですが、気温が低くなるにつれ固くサラサラになる感じがあります。
程よく粘りがあったほうが櫛の通りやおくれ毛をなでつけるには都合が良いので季節の気温に合わせて粘度を調整しています。
今回、髪油製作時にプリンカップを使用しました。
プリンカップはアルミ製のため、熱伝導率が高く温度管理しやすいのです。
熱の伝導率が高いことで作業時間が短縮できれば加熱による酸化の進行を少しでも防ぐことになるのではないかと。
プリンカップを使って作ったら美味しそうになりました🍮
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着物の仕立て前に行う反物の処理「水通し(湯通し)」「湯のし」、江戸は新宿、西武新宿線中井駅からほど近い中村湯のし店さんへお願いしています。
毎度、ご店主さんと若旦那さんとの話が楽しい。
着物以外の共通の趣味での話がほとんどです。
毛織ですが柔らかく するっとふわっとした風合い。
変わった織り柄なのです。
単衣の長着を予定していますが反幅が一尺一分しかないので裄は接ぎを入れる必要があります。
さて、次は仕立てですが、以前の投稿に記しましたとおり、今までお願いしていた和裁士さんが仕立てできなくなってしまったのでどちらにお願いするか…です。
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着物の仕立ては毎度同じ和裁士さんにお願いしていました。
いくら仕立て寸法表があっても店や和裁士さんが違えば「何か違う」ということはあります。
特に男の対丈はそれが顕著だと思います。
私の体型や着方、着姿に合わせ、細かい要望をうまく仕立て上げてくれる和裁士さんは大事な存在です。
今まで仕立てをお願いしていた和裁士さん、しばらく連絡が途絶えていて心配だったのですが、病気で入退院を繰り返す状態で仕立てることができなくなっていました。
ご家族の伝言で、直しのために預けていた着物が返ってきました。
細かいところに気配り頂き、とても丁寧な仕事で気に入っていた和裁士さんだったのですが…
写真は、数年前、私の羽織を採寸する和裁士さんです。
回復を願うばかりです。
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木櫛で髪を解いていると汚れが付着するため、たまに手入れを行う必要がでてきます。
付着した汚れを歯ブラシで取り椿油を塗って数時間放置、その後は紙でしっかり拭き取ります。
◎写真は椿油を塗って放置している状態で光沢があります。
髪に木蝋を主材とした髪油、鬢付油を使っていると椿油を塗った木櫛の効果は明らかです。
しかし、髪に必要以上椿油が付くと鬢付油の効果が落ちるため気をつける必要があります。
あくまでも櫛の通りを少し良くするためです。
椿油を髪に使われる方がおられますが、ほんの少し使っただけでも櫛の通りが良くなり髪はさらさらつるんつるんになりますよ。
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福沢諭吉の写真に横向きで髷がはっきり写っている写真があります。
およそ、これが当時の髷の実際だろうと思います。
他の幕末の写真を見ても、現代の時代劇などで見かける髷のかつらに比べ、髷尻は小さく刷毛先は細く、もみあげは剃り落としている事が多いです。
髷のかつらは、演劇、舞台用として誇張した部分が多いわけで、実際に髷を結ってみると、当時の写真に納得がいくことが多いのです。
今回は福沢諭吉の写真を見ていて、気がついたことがあります。
髷尻から刷毛先にかけては毛の束というより、もはや硬そうな蝋燭の「棒」に見えます。
※鬢付油の主材料と和蝋燭の材料はともに木蝋です。
このことから、
髷尻から刷毛先のみ かなり鬢付油の量を多くしているのだろう
と推察しました。
まとまったきれいな刷毛先にするには...
私の毛はくせ毛でして、元々の状態で抜けた髪を放置すると勝手に直径一寸くらいに巻きます。
このくせ毛を補正するために直毛に補正するこてを購入しました。
サロニアという会社の二千五百円程度で購入できるものです。
何度か試してみた結果・・・
あらかじめこての温度を百六十度程度で直毛に補正しておき、全体に鬢付油をなじませて束ね結い。
福沢諭吉さんの写真から推察したように髷尻から刷毛先になる部分にさらに鬢付油を付け、こての温度を百度ほどにしてなじませる。(温度を高くすると鬢付油が気化してしまう)
元結を使って髷を結い上げたあと、刷毛先をこてで温めて整える。
冷えると鬢付油が固まって形が維持できる。
先日、 所澤神明社へ参拝 時の写真から私の髷部分を拡大したものですが、髷尻から刷毛先は今までの三倍くらいの鬢付油を使用していて比較的まとまりが良く維持ができていました。
(少々「おくれ毛」で乱れがあります)
しかし、福沢諭吉さんは鬢付油をもっと多く使っているのではないかと思いました。
蝋燭のような棒にはなってませんので(笑)
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尚、「ちょんまげ」は江戸時代まで髪が少ない年輩の方の髷を揶揄した言葉。
また、明治時代には髷を結っている人に対して揶揄した言葉です。
時代考証された時代劇で「ちょんまげ」という台詞は出てきません。
地毛で髷を結う人に対して失礼な言葉です。
そのため、当ブログの本文では「髷」または髷の名称(総髪・本多髷・くわい髷など)を使用し「ちょんまげ」は使わないようにしています。
※但し、お相撲さんは普段の髷を業界として「ちょんまげ」と言うようです。
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