髪油を作るのに必要な原料の 木蝋 (白蝋・はぜ蝋 )を購入しました。
うっすらと木蝋の良い香りがします。
今回は荒木はぜ蝋(株)製で、この会社、嘉永三年(西暦1850年)から木蝋を製造しているそうです。
江戸時代から受け継がれた木蝋、使うのが楽しみです。
前回、木蝋を購入したのが令和五年十月なので、500g使うのに約一年半かかったことになります。
この木蝋に、ひまし油、菜種油または椿油を足して髪油( 鬢付け油 )を作ります。
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常に二つ折りの髷(諸大夫風)を結っていると思われている方がいるようですが、そうではありません。
通常は「茶筅総髪」、現代的に言うと「ポニーテール」にしています。
髪が着物に付くと着物が汚れやすくなりますので、髪を下ろしたままにしておくことはありません。
「茶筅総髪」は、江馬務著『日本結髪全史』、金沢康隆著『江戸結髪全史』といった著書には江戸時代までは男の髪型として紹介されていますが、同様の髪型で女性の髪型としての紹介はありません。
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二つ折りの髷(諸大夫風)は自分で20分程度で結えますので、結いたい時に結っています。
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令和七年三月二十九日
武州川越の一番街で行われていた「江戸の日」、地毛髷の結髪実演、どんな雰囲気で行われているのか、見ておきたいと思いまして。ちょいと行ってきました。
見物者は三十人程度かと思いますが傘をさしての立ち見では それ以上の見物人数は難しいでしょう。
雨の中としては盛況だったのではないかと思います。
手伝っている写真館で 成人式の撮影時に日本髪風な方を撮影することがありますが、”日本髪風”ではなく本職の結髪師さんが本格的な日本髪を結うと その仕上がりと美しさに圧倒されます。
女性の髷は華やかで良いです。
が、写真を撮ることを忘れました(^_^;)
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川越ですので私も髷を結っていきました。
見物者の中にSNSで相互フォローになっている「未告」さんがおられまして、私の写真を撮ってくださいました。
ありがとうございます。
私自身は一枚も写真を撮ってなかったので、撮っていただいた写真の中からの投稿です。(少し画像処理しています)
髷尻を後ろから見た時の🍙おにぎり型、私のこだわり部分です😊
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令和七年三月二十六日
自宅で育てている「岳樺・だけかんば」に萌芽(ほうが)が出てきました。
私が一番好きな樹木で、大きく育つと人の肌のような樹皮をまとい、山の斜面にも力強く立ち、舞うような樹形と繊細な枝ぶりは美しく魅力を感じるのです。
岳樺は高山や寒冷地、森林限界上部に生育する落葉広葉樹の高木です。
標高が低く気温が高い我が家ではすでに萌芽が出てきました。
夏の最高気温が三十五度を超える当地でも育ちますが、寒冷紗をしたり鉢が日光で温まらないように断熱シートを巻いたりしています。
この岳樺は白馬五竜高山植物園で園内管理の都合上、間引きした幼木を譲っていただいたものです。
年にもよりますが、夏の白馬五竜エスカルプラザでの写真展会場で、私が滞在中にこの岳樺を展示することがあります。
しばしの里帰りです。
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和裁士さんに仕立て依頼していた毛織の長着が仕上がってきました。
反幅の狭い(おそらく女性向け)反物なので裄に接ぎを入れていただいてます。
今回、江戸時代末期の写真などを参考にしつつ、衽の寸法を、現代の男物の一般的な仕立て寸法形式とは変えていただきました。
とはいえ、江戸時代末期の写真を測ったところでそんなに細かいことまではわからないわけで「何となくそう見える」程度からの想像をもとにしています。
通常より動きやすく裾さばきしやすくしています。
反物生地について...
あまり見たことがない細かい織模様が気に入って購入した反物でしたが、毛織にしては滑らかな風合いで、絹ほどではないですがさらっとするっと肌触りの良い生地。
軽くて薄手、少し透け感があります。
入手時のときにすでに証紙など織元を示すものがないのが残念。
この反物に準じた別の反物も見てみたかったです。
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