令和一年十二月十八日 午前中は上田市内のデザイン・編集の会社との打ち合わせ。
午後からは念願だった上田紬の小岩井紬工房さんへ見学に行きました。
北国街道に面し、周囲には時代を感じさせる建物が立ち並びます。
立派な門構えの工房です。
以前から写真やお話を聞いていて、どうしても見に来たい工房だったのです。
ついに来た!嬉しさがこみ上げてきます。
工房に入ってすぐに糸を染める部屋がありました。
外の光が入ってきやすそうで、色を見るには良さそうでした。
写真は撮ってません。
その先の奥の部屋には織りをするための機織り機、整経台、糸繰り機などが並んでいました。
まずは引きで撮影した写真です。
建物は明治期の建築だそうです。
機織り機は7~8台あったと思います。
まるで時代劇か撮影セットのようですが、ここは、今まで、今でも、これからも反物を生産し続けている工房。
人の力ではない動力といえば、糸繰り機の小さく単純なモーターくらいなもの。
ここで経糸1200本を整えるそうです。
経糸は生糸で、とても綺麗な色調で張られていました。
1200本の糸を張る…。長さは着尺(三丈五尺程度・13m)。
色や張り具合など細かい事が多いはずだと思うのですが、一本一本、意匠にあわせて…。
とんでもなく気が遠くなる作業としか想像できないです。Σ(゚∀゚ノ)ノひえ~
つづく・・・