茶畑が無くなっていました

先日、朝の散歩中「いつもの道」でそれまでとは違う茶畑が目に入りました。お茶の木が全て伐採されチップ状に砕かれ荒涼としています。

その数日前、茶畑の様子がおかしいことに気が付き、伐採前の様子を写真に撮っていました。農家の方が手をかけているとは思えないような状態で、ヘクソカズラという雑草がお茶の木を覆い、蜘蛛の巣だらけになっていたのです。

この畑は、市街地の中にある小さな茶畑で、自宅から近く、子供のころから所沢市周辺を転々としていた私にはお茶を身近に感じられる楽しみの一つだったわけですが、とても残念。ここも宅地になってしまうのだろうか…。

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『色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす』
私のようなド素人でも、舌の奥にコロコロと感じる甘みは狭山茶ならではとわかります。(本物の狭山茶に限る)

狭山茶は、狭山丘陵一帯、旧入間郡、旧川越藩の領内を中心に生産され始めたお茶で、入間市が最大の生産地、所沢市、狭山市、周辺市と続きます。入間市には一面の茶畑という地区もあるのですが、多くは市街地の小さな畑で生産されています。他の産地が年に3~4回収穫するのに対し、狭山茶は年2回しか収穫しないので希少とも言われます。

残念な話だったので、所沢市小手指の茶畑で撮影してきた美味しそうなミル芽(新芽)を投稿しておきます。

撮影地:埼玉県狭山市(ミル芽は所沢市小手指)
撮影日:平成二十八年七月二十八~八月三日

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