所澤神明社 古い写真、絵葉書の紹介です。
明治三十三年から昭和二十一年までの私製絵葉書は、宛名欄の意匠が決められていました。
そのため、発行期間を特定することができます。
この絵葉書は宛名欄の上部に「きかは便郵」(昔は横書きも縦書きの右始まりと同じでした)となっており、宛先欄と通信欄が二分の一になっていることから
大正七年(1918)~昭和七年(1932)の期間に発行されたものと特定できます。
また、網点が無い印刷のためコロタイプ印刷と思います。
これらのことから、令和六年の現在からおよそ百年前の所澤神明社の様子ということになります。
写真に写っている大きな鳥居は、現在南大門に移設されて現存している鳥居とのことです。
石垣や階段も現在とほぼ同じではないでしょうか。
右手前に写っている人物は男性のようで羽織袴姿です。
この写真はこの羽織袴の方の記念写真だったのでしょうか、ピントがこの方のようで、後方になるにつれてピントが甘く不鮮明になっていきます。
鳥居の右側に子供二人と大人三人が写っているようです。
現在の立派な拝殿は昭和九年に建っていますからこの時はまだ写っていません。
御社殿や灯籠、狛犬、参道の様子など見どころがあると思いますので、参拝の際には現在と見比べると楽しいかもしれません。
鳥居のあった場所は特に・・
ゴールデンウィークでの参拝時のお供に是非❗️
※この絵葉書は私の所有物ですが、所澤神明社さまに紹介の許可を頂いております。