ウールの長着

平成三十年十二月二十五日

十一月に和裁士さんへ仕立て依頼に出していた、ウールの着物が仕立てあがったとの事で受け取りに行ってきました。

・写真一
十一月、和裁士さんへ依頼に出す前に自宅で湯通しして干してるところです。

以前、購入しておいたウールの反物で、縞の柄や色味が気に入っていたのですが、幅が37.5cmしかなく(私は39cm以上は必要です)長さも足りなさそう…。
たぶん仕立てられないだろうと思っていたのですが、和裁士さんに相談したら、長着の仕立て可能との返事を頂きましたので、仕立て依頼を出しました。

・写真二
たとうしを開いたところ

・写真三
着物掛けに掛けてみました。

反物の幅が37.5cmしかなく、そのままの幅で仕立てたのでは袖の裄丈が足りないので、割り(接ぎ)を入れて仕立てて頂きました。
袖の見頃側に割り(接ぎ)が入っているのですが、とても綺麗に仕上げられていて、よく見ないとわからないです。

ウールなので普段着として使えるようジャブジャブ洗える前提で単衣のミシン併用仕立てにしていただきました。

・写真四
生地の様子など
縞の中にも柄があって、織の様子、生地感も気に入っています。

衿と身頃と衽の交差点、三叉路?専門用語分かりません(;’∀’)
しつけ糸がついてます。

・動画
たとうしを開けるところを動画で撮ってみました。

 

ウールの着物は初めてです。
暖かいし洗えるし乾きは早いしシワも付きにくい。湯通ししっかりしてあれば伸縮も心配無さそう。
冬の普段着用としては最強の予感…。
気を付けることは虫食いくらい。

今回、初めてミシン併用で仕立てて頂きました。
ミシン仕立ては表から縫い目が見える某国製の安物浴衣のイメージで、併用でもそれなりにミシンの縫い目がわかるものだろうと思っていたのですが、

あけてびっくり😲玉手箱!!!

ゴイスー!

もとい…

凄い!!!

表からはどこをミシン使ってるのかわからないくらい。
裏も人目に付く裾などは全くと言ってよいほどわからないです。

今回のように、洗えること前提など、用途やお手入れによってはきちんとした良いミシン併用仕立てなら悪く無いなぁと感じました。

 

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