先日、人形供養として母の人形を所澤神明社に納めましたが、六月五日にその「人形供養祭」がありましたので、行ってきました。
所澤神明社の人形供養祭は所沢が昔から人形や羽子板の製造が盛んな「人形の街」でもあり、所沢人形協会( 人形関連の商店や企業で組織) が、昭和50年代から主催してきたお焚き上げ行事が、この人形供養祭の始まりです。
境内には納められたたくさんの人形が飾られていました。
私は母が残した人形を先月のうちに納めてありますが、たぶんあれかな?と思うような人形はありました。
似たような人形があるので確実ではないのです。
今日の主役は人形ですので、写真もそんな感じに・・・。
たくさんの人形を一度に見ると、顔の表情がほんとに豊です。
ここに来るまでは、可愛い人形のポートレートでも・・・なんて思っていたのですが、しかし、いやいや、なかなかそうも。
八◯亜紀さんのような顔立ちの、襟足の美しい日本人形を後ろから撮ってみたりはしてみましたが…。
火が着けられてお焚きあげされますが、全ての人形ではなく、一部の人形と遷霊した「あがもの」をお焚き上げされます。
人の顔をした人形が炎に包まれるというのは何とも…。
燃えゆく人形にピントを合わせるのは心苦しく、撮りたい写真ではなく、見たい写真でも見せたい写真でもないわけで。
神楽殿の神主さん達。 火の勢い強く煙が立ちこめます。
そろそろお祭りは終了のようです。
供養できました。
お人形さん、ありがとう。
撮影地:埼玉県所沢市 所澤神明社
撮影日:平成二十八年六月五日